みなさん、こんにちは。加藤です。
いつも当店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、ボールウォッチ専門店として日々数多くの個体をお預かりしている立場から、オーバーホールの重要性についてお話ししたいと思います。
「機械式時計は一生モノ」と言われることがありますが、それは適切なメンテナンスが継続されていることが前提です。時計の内部には数百個の微細なパーツが組み合わさり、常に動き続けています。

その動作を滑らかに保っているのが潤滑油です。しかしこの潤滑油は、時間の経過とともに酸化・乾燥し、少しずつ性能が低下していきます。
重要なのは、外見や動作に大きな異常がなくても、内部では確実に摩耗が進んでいるという点です。油切れの状態で使い続けると、金属同士が直接接触し、部品の摩耗や損傷につながります。その結果、オーバーホールでは対応できず、部品交換を伴う修理が必要になるケースもあります。
当店はボールウォッチのみを専門に取り扱い、販売・メンテナンス・修理のご相談を日々お受けしています。その中で強く感じるのは、「タフな時計ほど、メンテナンスが後回しにされやすい」という現実です。ボールウォッチは高い耐衝撃性・防水性能を備えた非常に信頼性の高い時計です。
しかし、その性能は内部のパッキンや潤滑状態によって維持されています。これらは消耗部品であり、経年によって確実に劣化していきます。どれだけ堅牢な設計であっても、湿気や微細なホコリの侵入はムーブメントにとって大きな負担となります。
こんな症状はありませんか?日々お預かりしている個体の中でも、オーバーホールを検討されるきっかけとして多いのが以下の症状です。
・以前より遅れや進みが大きくなった
・リューズの巻き上げが重い、またはザラつく
・ガラス内側の曇り
・リューズの締まりが弱く感じる
これらはすべて、時計が発している重要なサインです。
放置してしまうと、突然の停止や修理範囲の拡大につながる可能性があります。
オーバーホールは故障後の修理ではなく、良好な状態を維持するための予防整備です。人間でいう健康診断や、車でいう車検と同じように、5〜7年を目安に定期的なメンテナンスを行うことで、時計の寿命は大きく延びます。
当店では、正規販売店でボールウォッチをご購入いただいたお客様(メンバー様)に対し、特別料金にてオーバーホールを承っております。
例:三針自動巻モデル
通常 ¥49,500 → メンバー価格 ¥33,000
さらに、お時間に余裕のあるお客様には、約3ヶ月お預かりすることで割引となる「ゆっくりサービス」もご用意しております。「最近メンテナンスに出していないな」と感じられた際は、まずはコンディションチェックだけでもお気軽にご相談ください。
ボールウォッチ専門店として、皆様の大切な一本を長く正確にご愛用いただけるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。

